インプラント | 竜美ヶ丘デンタルオフィス|岡崎市の歯科・インプラント・審美歯科クリニック
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インプラントとは
インプラントは、歯が抜けた部分に人工の歯根を埋め込み、骨と結合させた後に新しい歯を作る治療方法です。この方法では、隣接する健康な歯を削る必要がなく、入れ歯のように取り外しすることもありません。インプラントは特に入れ歯に不便を感じている方や、健康な歯を保ちたい方に適しており、歯の機能と見た目を自然に回復します。
インプラント治療の成功は、単に人工歯根を植えることではなく、それが患者様の口内で自然に見え、適切に機能することが重要です。そのため、患者様にとって最適な治療法を選択し、必要に応じてブリッジ治療を行うこともあります。インプラントは歯科治療の一部として確立されており、定期的なメンテナンスと噛み合わせの調整が重要です。これにより、長期的な口腔内環境の安定を目指しています。
メリット
●違和感が少ない
インプラントは、天然歯とほとんど変わらない感覚を再現することが可能です。
(取り外し式の義歯に比べ、バネがなく違和感がほとんどありません。)
●インプラントをするとよく噛める
インプラントは強い力が加わっても安定しており、硬いものでも餅のようにくっつきやすいものでもよく噛んで美味しく食べられます。
●インプラントは味覚が低下しない
入れ歯では粘膜の面積が減る事、よく噛めないなどの理由で味覚が低下してしまいますが、インプラントはそのようなことがありません。
●インプラントをすると話しやすい
インプラントでしっかりかみ合わせを調節する事により話しやすくなります。
●耐久性が高いのがインプラントです
入れ歯は5年、ブリッジは7年といわれるのに対し、インプラントは15年生存率が90%以上といわれています。ただし、正確な位置・角度への埋入、インプラントの材質や形体、顎骨の状態、装着する義歯の質、メンテナンスの有無などによって寿命は全く異なります。
●インプラントをすると周りの歯も長持ちする
義歯やブリッジに比べ、インプラントは残りの歯に依存することがないため全体の寿命を延ばすことが出来ます。
(ブリッジなどのように隣の歯を削る必要がありません。)
●噛む機能が回復することで食べ物の制限がなくなり、バランスの良い食事が楽しめます。
●楽しい食事は体を健康に保つだけでなく、心までも健康にします。
デメリット
●インプラントは歯を抜くのと同じ程度の手術が必要です。
●強度の糖尿病などの疾患の場合、インプラントが出来ない場合があります。
●インプラントは歯触りがにぶいです。
●インプラントは現在、保険制度がないため、自由診療となる分費用がかかります。
●インプラントは、お口の衛生状態の悪い方、骨の量や密度が十分でない方、心臓病・糖尿病などの全身疾患のある方、妊娠中の方は治療が制限される場合があります。
●インプラントを維持するためには十分な口腔衛生の管理と定期的な検診が必要です。
●インプラントは上顎で4~8ヶ月、下顎で3~6ヶ月という比較的長期間の治療期間が必要となります。
最近、よく耳にするようになった治療法ですが、すでに40年以上の歴史があります。
この治療法を考案したのが、医者であるドイツのブローネンマルク博士です。
最新のインプラント技術は非常に進化をしており、とくにここ数年の進歩は飛躍的です。
また十分な骨の厚みがなくても、「骨を増やす手術」を行えば、インプラント治療が可能になります。
これらのいくつかの手術を組み合わせることで、インプラント可能な症例が広がっているのです。
上記のデメリットも、技術進歩に伴い改善もされてきています。
他の治療法との比較
入れ歯
違和感があり、食事の際にものが挟まったり噛みにくい等の問題や口臭が気になる方もいます。
また、隣接する歯に負担があるため健康な歯にダメージを与える可能性があります。約5年後に同じ入れ歯を使用できる可能性は約40%~50%です。
メリット
・ブリッジのように健康な歯を削る必要がない。
・保険が適用される場合があり費用が少ない。
デメリット
・噛む力が他の健康な歯に比べて最高で30%程しかない。
・違和感がある。
・食べ物を噛む際に、入れ歯が動いて噛みにくい。
・入れ歯のプラスチック部分が大きく、異物感がある。
・食べ物の熱さ・冷たさ・味が分かりにくくなる。
・入れ歯を固定する針金が見えるため、見た目が悪い。
・入れ歯を固定するために針金をかけた歯の負担が大きくなることがある。
ブリッジ
両側の歯を削って支柱にし、そこに橋をかけて歯があるような格好で噛める様にする方法です。
健全な歯を削らなければならない上に、支えになる歯には大きな負担がかかります。約10年後に30%~50%が再治療となるといわれています。
メリット
・固定式なので違和感が少ない。
・保険が適用される場合があり費用が少ない。
・治療期間が短時間で済む。
デメリット
・健康な歯を削ってしまう。
・支えになる歯に大きな負担がかかり、歯を失う原因となる事がある。
インプラント治療の流れ
STEP1
診査・診断・治療計画
インプラント治療に必要な診査を行い、治療が可能かどうかの診断を行います。
治療可能な場合は、患者様と相談しながら治療計画を立てます。
STEP2
初期治療
むし歯、歯周病などは先に治療を行います。また、タバコは血流が悪くなり傷の治りが遅くなりますので、インプラント治療前後は禁煙にご協力ください。
STEP3
インプラント埋入手術
インプラントを埋入する部位の歯肉を開き、顎の骨にインプラントを埋入します。インプラントが骨にしっかり結合するまで約1.5~6ヶ月程度待ちます(この間、必要に応じて仮歯を入れますので日常生活に差し支えありません)
STEP4
アパットメントの接続
人工歯を支えるためのアパットメント(支台部)をインプラントに接続します。
(歯肉が治癒するまで約2~4週間待ちます。仮歯あり)
STEP5
人工歯の装着
歯を製作するためにお口の中の型を取ります。作成した人工歯をアパットメント(支台部)に装着して完成です。
STEP6
メンテナンス
インプラントの形や特徴をよく理解した上で、担当医の指導に従ってブラッシングを行ない、歯垢や歯石の沈着を防ぎます。歯を長持ちさせるために、定期的に担当医の検診を受けることをお勧めします。
Q&A
治療期間はどのくらいですか?
個人差はありますが、一般的に1.5ヶ月から6ヶ月程度です。
しかしお口の中の状態により、かみ合わせや歯周病等の治療が必要ですので、治療期間はお口の中を拝見しないと、お答えすることは出来ません。
インプラントを埋入する部位にもよりますので、担当医にご相談ください。
費用はどのくらいかかりますか?
インプラント治療は現在保険治療が行えません。お口の中の状態により、使用するインプラントのメーカー・種類、使用する本数などによって異なります。また、抜けた歯1本につき、インプラント1本とは限りません。詳しくは担当医にお尋ねください。お支払いには、クレジットカードもご利用いただけます。
治療はだれでも受けられますか?
顎の骨が完成する20歳前後から、お年寄りまで健康な方であればどなたでも可能です。
ただし、妊娠中の方や全身疾患のある方などは制限される場合がありますので、ご相談ください。
インプラントの治療は痛いですか。
インプラントは特別な治療ではありません。痛みをとって行いますので、安心して治療を受けて下さい。
インプラント後の新しい歯はどんな感じですか。
見た目は天然歯のようで、自分の歯と同じように噛み、話し、笑うことができます。
インプラント治療後、食べ物などの制限はありますか?
インプラントは顎の骨と結合し、丈夫な土台となり、自分の歯と同じように固いものでもしっかりと噛むことができるため、入れ歯のような制限はなくなります。
歯周病が進行して、歯がぐらついています。インプラントは可能でしょうか。
歯周病が進行していると、インプラントを植える骨が少なくなっている場合がありますので、治療法をインプラントに限定せずに、一番適した治療法を選ぶことが大切だと思います。